南部アフリカ6カ国の旅

アフリカはまだ1度も行く機会が無かった。最初はエジプトあたりが一般的だが、エジプトは妻と一緒に行くことが前からの約束で、今回も妻を同行できないので最もアフリカらしい南部アフリカの旅にした。長男の青年海外協力隊の赴任地がタンザニアのムベヤでマサイの農業指導をしていたので一度現地の近くに行って見かった。どうせ二度とは行けないので、思い切って、ユーラシア旅行社のアフリカ悠久浪漫の旅(18日間)を選んだ。旅程はザンビアにも入国予定だったが、出発前に政情不安で治安悪化のため渡航危険情報が出て中止になり、6カ国となった。参加者は20名、72歳を筆頭に60歳台が主体で50歳台が2〜3名の一行でした。

10月6日、成田17:35発 日本航空便 にて香港、23:50発 南アフリカ航空便に乗り継ぎヨハネスブルグ経由ケニヤのナイロビのジョモ・ケニヤッタ空港に

10月7日、14:48に到着、香港ヨハネスブルグのトランジットの時間を含め時差は7時間なので28時間13分のフライトでした。迎えの6台のサファリカー(日本製のワンボックスを改造し天井を4本の柱で嵩上げ動物を観察できるようにしてある)に分乗、ナイロビの市内を観光しながらホテルへ、人口155万人(1999年:国勢調査)の東アフリカ第一の都市だが治安が悪いとのことで車窓観光のみ、おまけに公共施設等(国会議事堂、最高裁判所、国際会議場、国立図書館、モスク)は撮影禁止とのことで写真もなし。街路樹の上にはハゲコウの群を観察できたが車窓の方向が悪く残念ながら撮影できなかった。赤道直下の街だが、標高1600mの高地にある上、乾燥しているせいか、さわやかな春といった感じでした。

10月8日、7:35 現地ガイドのカランダさん(日本留学経験の流暢な日本語を話す)とホテルを出発、ナイロビ市内は大渋滞、信号機は大都市なのに1箇所しか付いていないとのこと、ヨーロッパの植民地だった影響で交叉点はロータリー形式なので何とか動いている。10:40、国境の町ナマンガに到着、
     ブーゲンビレアの花の多い村の印象、ここでタンザニア側のバスに乗
り(定員オーバーの為、私を含む4人だけはサファリーカーに分乗)国境を越えタンザニアへ、270kmの道程を休憩、出入国の手続を含め約6時間を費やし、13:20メルー山の麓の町アリューシャのホテルで昼食を採り、14:00タランギーレ国立公園に向かって乾季の乾燥した茶色の疎林の草原を時々赤い戦士の服装を
したマサイ族の姿を見ながら、時速約100km程度で走破、2時間のドライブで16:10、バオバブの大木の目立つタランギーレ国立公園の入門ゲー
トに到着。休憩後、 ドライブサファリをして18:40 ソパ・ロッジに到着。
10月9日、ロッジを 7:35出発タランギーレ国立公園の早朝サファリ
をしながら   ゲートを 10:10 にぬけて、アフリカ大地溝帯の中をマニヤラ湖畔を通り峠道のマサイ族の土産店でトイレ休憩を採り、ンゴロンゴロ自然保護区の管理事務所で入園手続、クレーターの外輪山の頂上付近にあるワイルド・ライフ・ロッジに13:40に到着。ロッジのテラスからの大クレーターの眺望に感動。15:15から夕方のンゴロン
ゴロのドライブサファリを楽しんだ。   
夕食の後ロビーで各民族の芸能アトラクションが行はれていたが、私は早々に就寝。

10月10日、7:30 ロッジで朝食後、弁当をピックアップ5台のサファリカーに分乗各車それぞれにクレーター内をドライブサファリ正午、河馬の住む小さな湖のほとりで弁当の昼食、終日サファリを堪能、   
     
 最後に湿地帯の疎林の中を通り、高度差600mほどの瓦礫の砂埃の急坂を登り19:00にロッジに帰り夕食

10月11日、 7:00 ロッジを出発、クレーターの外輪山の上の路を周り、途中道路の斜面を掘り返したようになっていたが、象がミネラル補給の為にやった跡だと説明を受けた直後、道端の真近に巨象の一群に驚かされたり、シマウマの群を観察しながら、砂埃の悪路をマサイの土産店で休憩をとり、山を降りてからはひたすらサバンナの中をダチョウやガゼルの姿を遠くに眺めながら 10:45 アリューシャの街に到着、開店準備中のスーパーでトイレ休憩の後、ジャカランダの綺麗なストリートで写真撮影、ノボテル・ホテルで昼食後、タンザニアのサファリカーのドライバーと別れ小型バスで、国境の町ナマンガで出入国手続 14:40ケニヤのドライバーのサファリーカーに分乗、一路キリマンジャロの麓、アンボセリ国立公園を目指し、砂埃の悪路を、左右のアカシヤの木々に下がるハタオリドリの巣をながめながらのドライブ、16:45アンボセリ国立公園のゲートで入門手続の間、商魂たくましいマサイの土産物売りに悩まされる。ゲートを抜けると、湖底が干上がって出来た平地だけに、塩分を含むせいか草も無い平坦な広場をキリン、シマウマ、ヌー、ガゼル、ダチョウなどの姿を遠望しながらしばらく走り、草原に出るとそれらの動物が少し盛り上がった道路のすぐ脇に見渡す限り群がる中をサファリドライブしながら、マサイ族の村を18:00に訪問、ダンスの歓迎を受け、生活のありさまを見学、その見学中にキリマンジャロの山頂が厚い雲の中から、少しだけ顔を出したが夕方暗いために満足な写真撮影は出来なかった。19:00 森の中にあるアンボセリ・セレナ・ロッジに到着、夕食、食後ロッジのすぐ側まで象のファミリーが訪問、皆、大興奮だったそうだが、私は部屋のトラブル処理の為その場に居らず見逃してしまった。

10月12日,早朝暗いうちから起きて、ロッジの外でキリマンジャロの黎明の姿を待ったが6:20ロッジを出発の為,まだ本当に明けきれない姿しか撮影出来なかった。早朝のドライブサファリの途中はもう雲が出て見られなかったので良かった。200年前まで湖だったアンボセリはマサイの言葉で”木の多い処”を意味するらしいが現在は乾燥した大地と草原で、大きな古い倒木が目に付いた。しかしまだ少し湿地や湖沼が残っていてその中や周りには多くの動物が群がっている。6台のサファリカーでドライブ中1台がエンジントラブルでエンコ、1台は荷物満載の為、途中から4台に分乗、荷物満載車がエンコした車を牽引してゲートに向かっていたところ牽引していた車が横転、荷物を各車に積み替え 9:05 ナマンガに帰着、お馴染みの休憩所(3度目)で弁当の朝食、そのままナイロビへ、11:45 ナイロビの日本食レストラン”フルサト”で幕の内弁当的な昼食、12:35出発 ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港へ 14:35 ジンバブエ航空便にてマラウイの首都リロングウェ経由 17:20 ジンバブエのハラレ国際空港に到着 現地ガイドのジョージ(日本語は出来ずに英語で添乗員を介して説明)の案内で18:45ジョムソンホテルに到着、20:00夕食。

10月13日 7:00ホテルを出発 ハラレのジャカランダの名所、並木道の写真撮影を終えて、一路グレート・ジンバブエ遺跡へ、デニス・キッチン・ロッジ・ホテル(小規模な滞在型のいい雰囲気の素敵なホテル)で休憩、マス・ヴィンゴの街を通過、11:00ゴレート・ジンバブエ遺跡に到着。小高い巨石の丘の上にあるヒルコンプレックス に登り、展望を楽しんだ後、麓にあるハーレム、グレート・エンクロージャーを見学、付近の金の冶金の為の炉跡などを見て、14:30グレート・ジンバブエホテルにて昼食、マス・ヴィンゴの街は碁盤の目の街路が見事なジャカランダの並木道で写真撮影後、アスベスト鉱山の街ジシャワニを経由20:10ブラワヨ(ジンバブエ第二の都市)のクレスタチャーチルホテル到着、夕食。

10月14日、7:00 ホテル出発、メイン通りの満開のジャカランダを写真撮影、その後はボツワナの国境まで長いドライブ、途中石炭の町ワンゲを経由、サバンナの疎林の中にジンバブエらしい特徴のある丸い家屋の部落を散見しながら、13:30国境の町カズングラに到着、口蹄疫の消毒をして入国、ボツワナのチョべ国立公園のザンベジ川の河畔にあるクレスタモアナロッジに14:15に到着。15:30〜18:20、約3時間のクルーズサファリ、19:30ロッジで夕食。

10月15日、6:00〜9:30約3時間半のチョベ国立公園の早朝ドライブサファリ。  10:25再びカズングラで国境を越えジンバブエのビクトリアフォールズへ、発見者で命名者であるリビングストンの銅像を見ながら,”モシ・オア・ツンヤ”(雷鳴の轟く水煙)と呼ばれるヴィクトリア瀑布の展望を猛暑の中 、すぐ近くでサバンナ・モンキーやチャクマ・ヒヒの気配を感じながら楽しみましたが、一人が熱中症でダウン、看病の為その後の道程は添乗員抜きとなりました。15:30ワニ園を見学、大ワニ、クロコダイルが沢山飼われていて餌の肉塊に飛びつく迫力の演出、ライオンの餌やりなどを見たが本当の自然のサファリをした後では味気ない見学でした。16:30〜19:00約2時間半のザンベジ河のサンセットクルーズを楽しみ、19:30〜21:00クラフトヴィレッジにて民族ダンスショウを見学。


10月16日、 8:45 ホテルを出発 途中、ビッグツリー (樹齢1700年のバオバブの大木、悪戯を避ける為ガードマンが立っている)を写真撮影、10:00頃ヴィクトリアフォールズの街のオープンマーケットで土産物を買い11:43南アフリカ航空便にて南アフリカ最大の都市ヨハネスブルク(人口700万人)へ13:05到着。最悪の治安の悪い都市なので観光はなし、現地ガイドのジョンさんと一緒にバスで行政府の首都プレトリア(別名ジャカランダ・シティー)へ、15:00フォートレッカモニュメント(オランダ系移民ボーア人のグレート・トレックを記念して造られた記念塔)を始めに市庁舎前のジャカランダ、ユニオンビルなどを観光して17:10ホリディ・イン・プレトリアに到着、やはり治安が悪いのでホテルの近所を多少散策程度で済ませ、19:00ホテルのレストランで夕食。


10月17日 9:00 ホリディ・インを出発ヨハネスブルグに引き返し、南アフリカ航空便にて12:40ナミビアのヴォルヴィス・ベイ(人口10万人、ナミビア第二の都市)へ15:00に到着、ドライバー兼ガイドのトムさんの運転するバスでデューン7の砂丘を右手前方に見ながらナミブ砂漠の中を海岸方向に走り、フラミンゴの群がるラグーンを観光。しかしバスの車輪が砂に埋まり自力脱出が出来ずにブルドーザーの助けを呼んだため、18:00海洋リゾートの街スワコプムントのストランド・ホテルに到着、夕食。


10月18日 7:45 左を砂丘、右に鉛色の寒流の流れる大西洋に挟まれた海岸通りをヴォルヴィス・ベイへ、途中高級リゾートのロングビーチで小休止、10:00港から2台のモーターボートに分乗、ヴォルヴィス・ベイ・クルーズに出発、モータボートの船べりにペンギンやオットセイを真近に観察、30km程度でクルーズするモーターボートにオットセイが飛び乗ってくるなどのハプニングが、又イルカに遭遇したり、オットセイのコロニーを望みながら廃船や、糞を肥料のために集める施設に群がる海鵜や鷺、カモメなどを眺め、半島の先端の砂浜に上陸、ビール、シャンパン、生牡蠣、ポークソーセージ、フルーツなどで昼食。港へ引き返し、途中海水沼に野鳥の群がるバード・パラダイスでフラミンゴの大群を観察、ナミブ砂漠へ、13:55 デューン7の砂丘の麓に到着、砂丘に登り、砂漠の眺望を楽しみました。その後砂漠の中をドライブ15:40途中でウイル・ウイッチア(日本名・奇想天外、1000年以上生きる木)を発見、観察。16:22 7億年前に大量の水の流れにより出来たらしい月面を彷彿とさせる風景のムーン・ランドスケープに到着、奇妙な展望を満喫。17:10スワコプムントのホテルに帰着。

10月19日、早朝、食事前に、フェニックス・シティーと呼べるような見事なフェニックスの並木や森の公園のスワコプムントの街中を散策、7:45出発ヴォルヴィス・ベイの空港から10:38南アフリカ航空便にてナミブ砂漠の大西洋の海岸線に沿って南下、
ケープ・タウン国際空港に到着。ガイドのひとみさん
(日本人、日本で留学中のご主人と結婚、ご主人も南ア生まれだが事情がありスウエーデン国籍だったが数年前南ア国籍を認められたらしい)の案内でアパルトヘイトの名残を残すタウンシップと言われる貧民街(政府公認のものと不法のものがあるらしい)を散見しながら新興商業地のウォーターフロント(治安の悪い市内でもここだけは警備が厳重で安心して買い物のできる人気スポット)のレストランで昼食。16:00予定は明日だったテーブルマウンテンの観光、頂上部は国立公園に指定され数々の動植物が生息しており、市内が一望され、喜望峰の方向も遠く展望できる絶好のポイントしかし気象条件が厳しく少し風が出ると回転式のロープウエーがすぐ運用停止になるとのことで明日の気象条件が不確定だったので今日の絶好の気象を機会に満喫しました。下山の直前にロープウエーの運休を警告するサイレンが鳴り、 最高の条件での観光になったようです。16:00ケープ・スイート・ホテルに到着、19:00アフリカン・カフェにてアフリカ各民族料理の夕食。シグナルヒルからの100万ドルの夜景を眺望。


10月20日、8:00ケープ半島周遊ツアーに出発、ダウンタウンを通過、緑の多いグリーンポイントをへて美しい砂浜の広がるカムス・ベイで小休止、ホウト湾から遊覧船ノウティー・キャット号い乗りオットセイのコロニー、ドイッカー島へのクルーズ、スフインクスヘッドに似た半島の岬を回るとドイッカー島が見えてきた。オットセイの群がる海に、セミ鯨が遊泳しているのが見えシャッターチャンスを逃しいい写真は撮れなかったが、鯨の遊泳とオットセイの生態は瞼に刻みました。上陸後インド洋側に半島を横切りフォルズ・ベイ を通過右手にバスコ・ダ・ガマ、左手にバーソロミュー・ディアズの記念碑の建つ半島の喜望峰国立公園に入場。沢山の美しい花が咲き、ケープ・バブンー(チャクマ・ヒヒ)、ボンテ・ボック、ダチョウ等の動物を見かけながらケープ・ポイントのレストラン”トゥー・オーシャン”でロブスターの昼食の後、ケーブルカーでケープ・ポイントの元の灯台まで登り360°の眺望 を満喫、インド洋側を遊泳するセミ鯨を遠望し、帰りは新灯台や喜望峰の先端をの望める遊歩道を歩いて下山、バスで岬の先端で記念撮影、アフリカ大陸の最西南端に到達しました。帰りに、ジャッカス・ペンギンの生息地ボルダース・ビーチを訪ね、ケープタウンに帰着、19:00中華レストランで夕食。


10月21日、 9:00出発 タウン・シップの多い地区を通過、ワインの名産地ステレイン・ボッシュへ、オランダの開拓者、サイモン・ファン・デル・ステルの名に因んだ町名。ヨーロピアン・オークの並木の美しいオランダ様式の建物の並ぶ、ワインと大学の素敵な街並みでした。街を散策の後、ワイン醸造場ピアーズを見学、試飲をし、お土産を買い、場内のレストランでビュッフェスタイルの昼食、食後は保護を宣伝の為、飼育しているチーターやその他の動物を観察、帰りにテーブル・マウンテンの裏側のカーステン・ボッシュ植物園 を少し見て、ウーター・フロントでフリータイム19:00グリーク・フイシャーマン・レストランで旅行中に誕生日を迎えた私を含めた4名の誕生祝いのシャンペンで乾杯。


10月22日、出発が11:30とのことで、治安の悪いと言うことで遠慮していたケープ・タウンのダウンタウンを一人で早朝より散策、オランダ東インド会社のヤン・ファン・リーベックと夫人の像 第2次世界大戦の戦争記念碑 市公会堂庁舎の前のフリ−・マーケットを見て周り、失業者の屯するメイン通りをそれとなく歩いたが、観光客と判るのでしょう、物乞いや、物売りに付きまとわれたり、早朝の乗合タクシーに列をつくって乗車を待つ人々を観察、路上で色々な出店を開く人々の生の姿をじっくりと観察しましたが、カメラの撮影は流石に遠慮しなければならないような雰囲気でした。11:30ホテルを出発、13:10ケープ・タウンを南アフリカ航空便にてヨハネスブルクへ、出国手続の後17:00南アフリカ航空便にて南アを離れ香港経由、


10月23日、日本航空便にて19:40成田着で南部アフリカの旅を無事終了しました。


盛り沢山の訪問先の駆足旅行で、いずれの地も欲求不満の残った旅でした。今後、時間と経済が許せば各地二連泊程度をしながら
セレンゲティやオカバンゴを含めてのサファリ、ナミビアや、南アフリカの国立公園をじっくり見たかった。贅沢かな?


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